面接で伝えきれなかった悔しさと、気づいた自分の強み──40代未経験からの挑戦

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転職活動の中で、一番緊張したのが「面接」でした。

学習も続けてきた、ポートフォリオも作った──でも、いざ面接となると、思ったように言葉が出てこない。そんな悔しさを何度か味わいました。

ポートフォリオの“つまずき”を、伝えられなかった後悔

面接ではポートフォリオに関する質問を受けることがあります。

「どこが難しかったか?」「工夫した点は?」「どんな学びがあったか?」といった問いです。

ところが私は、それに対してうまく答えることができませんでした。

確かに苦労しながら作ったはずなのに、「具体的にどこが難しかったのか」「どう乗り越えたのか」が思い出せなかったのです。

今考えれば、それは制作時に記録を残していなかったからに他なりません。

少しでも詰まった部分、悩んだ点、エラーとその解決方法など──

そうした細かな記録を残しておけば、それは面接で自信を持って語れる“強力なエピソード”になったはずです。

面接では「どんな技術を使ったか」だけでなく、「どんな困難があり、それをどう乗り越えたか」が問われます。

そこにリアリティがあるほど、面接官の印象にも残ります。

私はそのことを、面接を通して身をもって学びました。

「今、不便に感じていることはありますか?」に答えられなかった

ある面接で、こんな質問を受けました。

「今、不便に感じていることはありますか?」

そのとき、私はうまく答えることができませんでした。

一見、雑談のように聞こえるこの質問ですが、実は「普段から課題を見つけ、解決する視点を持っているか?」という、エンジニアとしての素養を見られていたのだと後で気づきました。

たとえば、日常生活で「ここをこうすれば便利になるのに」と感じられる視点は、プロダクト開発やUI改善に直結します。

この問いにスムーズに答えられるようになるには、普段から「不便さ」に敏感になり、それを言語化する練習が必要だと実感しました。

「何もない」と思っていた自分の職歴が、実は武器だった

私は元・公安職の公務員です。長年、現場の最前線で対応力と判断力を求められる職務に就いてきました。

正直なところ、転職活動を始めた当初は、「こんな経歴ではアピールポイントなんてない」と思っていました。

しかしある面接で、面接官がこう言ってくれたのです。

「現場対応力や、報連相(報告・連絡・相談)のスキルって、エンジニアにもすごく重要なんですよ。」

私はハッとしました。

たしかに、ITの技術職というと「黙々とPCに向かう仕事」というイメージがあるかもしれませんが、

現実はチームで開発を進めることが多く、円滑なコミュニケーション能力は非常に重要です。

つまり、私はエンジニアに必要な“ソフトスキル”をすでに持っていたのです。

それに気づいてからは、自己PRの内容も変わりました。

「未経験だけど、現場で培ってきた対応力や責任感、そして報連相の習慣は誰にも負けません。」

そう言えるようになってから、面接の手応えが少しずつ変わっていった気がします。

まとめ:準備とは「振り返り」と「気づき」から始まる

  • ポートフォリオ制作時には、苦労した点や工夫した点をその都度記録しておく
  • 面接では、その記録が具体的なエピソードとなり、大きなアピール材料になる
  • 普段から「不便さ」に気づき、解決視点を持つ習慣が大切
  • 「技術がない」「経験がない」と思っていても、過去の職歴や人間性にこそ武器がある
  • 自分にしかない強みを、自分で見つけて言語化することが、面接成功への第一歩

一言メッセージ

“自分には何もない”なんてことはありません。

自分の中にある経験を振り返り、言葉にして伝える力こそが、面接で最も大切なスキルです。

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